児童養護施設 クリスマス・ヴィレッジ

  • 2021.09.30
  • お知らせ

安心堂こどもカンパニー修了式

先日9月25日(土)安心堂こどもカンパニーの修了式を行いました。8月28日(土)に開催予定でしたが、緊急事態宣言のため延期していために、7月10日(土)の沿線グラス販売から少し時間が空いてしまいました。

株式会社安心堂と一般社団法人おせっかい子育てプロジェクトのコラボレーションによって実現したこのプログラムには、足立区子どもの貧困対策・若年者支援課の方々にもご支援頂き、修了式にも出席して頂きました。みなさんのお陰でこんなにも素晴らしい体験活動を実施することができたこと、本当に感謝しています。ありがとうございます。

子どもたちは、安心堂丸山社長に一人ひとり名前を呼ばれ、お給料と製作した沿線グラスを記念品として受け取りました。お給料を楽しみにしていた子どもたちは、満面の笑みを浮かべていました。子どもたち一人ひとり参加した感想を発表したのですが、それぞれが感じたこと、学んだことを自分の言葉で述べることができました。また、自分以外のみんなが話す言葉をしっかりと聞いていたことがとても印象的でした。

以下、子どもたちの感想を紹介します。

・「知らないことをたくさん知ることができて、沿線グラスを作る際の印刷作業もやれて楽しかったです。」

・「沿線グラスがただ作れたらいいなと思っていたけど、いざやってみたら、すごく楽しくて、たくさん売れて達成感が感じられて嬉しかったです。」

・「難しい作業もあったけど、すごく楽しくて、それ以上に達成感を得ることができました。印刷作業が一番楽しかったです。」

・「楽しかっただけじゃなくて、仕事をする良さとか達成感を感じられたことがよかったです。沿線グラスを作るときに、みんなで考えながら話し合ったことによって、沿線グラスが出来上がっているんだということを実感しました。」

安心堂丸山社長・おせっかい子育てプロジェクト代表染谷さん・子どもの貧困対策・若年者支援課小原さんら同席した大人からも子どもたちへの労いやこのプログラムへの思い等の言葉をもらい、出席できなかった子どもの貧困対策・若年者支援課小林さんからメッセージを頂き、染谷さんが代読されました。周囲の大人たちは、子どもたちの言葉に、このプログラムを通じて子どもたち成長を感じ、感動に包まれました。

施設の子どもたちは圧倒的に体験が乏しいと言われます。地域の方々と触れ合えるだけでなく、おしごと体験を通じて学び、そして対価を得る経験はなかなかできることではありません。地元地域のみなさんのご協力でこうしたプログラムが行えることは、いずれ施設を退所して自立していく子どもたちにとって、大きな力になります。今後もこうした活動を増やしていきたいです。