Q. 入職を決めた理由、担当業務等を教えてください。

• 通っていた大学院でお世話になっていた先生から、心理士を募集しているとのお話を頂いたことがきっかけです。見学に行った際、少し緊張してインターホンの前で立ち止まっていた私に、当時小学生だった女の子が「入って大丈夫だよ。」と笑いながら声をかけてくれたことが、とても印象に残っています。
• 大学院での実習では、医療系か教育系が大半で、私にとって福祉業界は未知の世界でした。見学に行ってみると子どもたちも職員さんたちも元気で明るく、雰囲気の良さも感じました。そして子どもたちの優しさに触れ、「自分が培ってきた専門性を子どもたちの支援に活かしたい」と強く感じ、入職を決めました。

Q. 仕事のやりがいや面白み、大変さを感じる時は？

• 児童養護施設は子ども達の生活の場であり、1日の中で良いこともトラブルも起きます。その１つ１つの中で子ども達が感じたことを一緒に話し合い、小さな成長の積み重ねを身近で感じることができることは、大きなやりがいや面白みを感じます。子どもと過ごす時間が長く、子どもと密に関わることができることは大きな魅力です。
• 職員の皆さんが明るく、職場が活気に溢れているところと、子ども達との関わりを何より大事に、子ども達が楽しめることをたくさん考えられることがやりがいの一つです。また、地域との繋がりがとても強く、子ども達が多くのボランティアさんや支援団体さんと関わり、様々な体験ができるところも大きな魅力です。

Q. 仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。

• 子どもと関わる上で、話や気持ちを否定しないこと、興味関心に常にアンテナを張ること、強みを見つけていくことをとても大切に考えています。また、自分自身の心身のバランスを取ることも不可欠で、常に自分の心身に目を向けて客観的に見ること、リフレッシュ方法もたくさん見つけ、その時々で使い分けるようにしています。
• 今後も変わらずに心理療法担当職員として、多くの子どもや職員さんと、色々なことを一緒に考えていける心理士でいたいと感じています。年齢を重ねた先の将来的なキャリアとしても、ずっと子ども支援、親子支援に携わりたいと考えています。