Interviews
「 生活の場で子どもと関わりたい」と入職を決意 。試行錯誤しつつ 、子どもと関係性を築いています。
ケアワーカー 2021年入職
Q.入職を決めた理由、担当業務等を教えてください。
- 大学・大学院と心理学を学んでおり、就活では児童養護施設の心理職になるという道も考えました。一方で「心理室という場ではなく生活の場で子どもと関わりたい」「子どもとの個々の関わりではなく、集団に対してアプローチしてみたい」という思いもありました。そんな思いを大切に就活していました。
- 「東京都児童養護施設」とネットで検索をする中でこの施設を見つけ、見学した際に施設長に前述の思いを伝えました。心理士という資格を持ちながらも、心理職としてではなく、生活担当職員として勤務することを受け入れていただけたので、入職を決めました。
Q.仕事のやりがいや面白み、大変さを感じる時は??
- 子どもは個性も様々ですが、「なぜそのような言動をしてくるのか」を考え、入所前の生活状況を踏まえて、こちら側の対応を変えてみたりすることで子どもの反応が徐々に変わってくるということがあります。そういった試行錯誤で少しずつ子どもと関係性を築いていき、その中で「ありがとうが言えるようになる」「毎日登校する」「バイトを始める」などといった目標を達成できるよう、子どもと一緒に取り組んでいくことがやりがいとなっています。少しでも子どもの成長が見えた時はとても嬉しさを感じます。
- 先輩職員たちは気持ちの温かい方々ばかりです。職員のお仕事は家事・子どもとの関わり・児童相談所や学校への連絡・記録作成など多岐に渡り、業務に追われてしまうことが少なくありません。手一杯になってしまった時に「大丈夫?」と声を掛けてくれる職員の方や、子どもの記録を読んで「大変な対応だったね」と声を掛けてくれる職員の方の励ましに勇気づけられています。
Q.仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
- 子どもと心地よいコミュニケーションを取ることを大切にしています。子どもの良いところ、成長したところを探し、それを本人にたくさん伝え、「私から子どもへ」心地よいコミュニケーションを届けることで、子どもの気持ちが満たされていきます。その結果、子ども側も他者と心地よいコミュニケーションが取れるようになれると良いなと思っています。