退所後にも児童たちと続く交流 。“ 努力は無駄ではなかった”と温かい気持ちになります。

自立支援担当職員/精神保健福祉士  2017年入職

自立支援担当職員/精神保健福祉士

Q.入職を決めた理由、担当業務等を教えてください。

  • 埼玉県の精神科病院で、精神保健福祉士としてデイケアで4年間勤務しました。その後転職して荒川区のグループホームで主に触法障害者等の障害区分が重い方の支援を2年間行いました。グループホームの入居者に児童養護施設出身の方がおり、そこで初めて児童養護施設の存在を知り、児童福祉へ興味を持ちました。
  • 入職前は大人の障害者と関わっていましたが、「子ども時代から関わることができたらその後の人生がもしかしたら変わっていたのかもしれない」「自分のキャリアを活かして子どもと関わることがしたい」と思い、児童養護施設で働きたいと思いました。

Q.仕事のやりがいや面白み、大変さを感じる時は?

  • 関わりが難しい児童、ケアニーズの高い児童との関係性構築や自立支援にやりがいや面白さを感じています。そこにやりがいを感じることができるのは、これまでのキャリアがあったからかと思います。
  • 職種柄、高校生の児童を担当することが多く、退所までの限られた期間で関係性を構築することは難しい面があります。その貴重な接触の機会をどう活かすか、どういう声かけをして導いていくかを考え、頭をフルに使っている感覚があるときに1番面白さを感じます。それが児童との関係性の深化という具体的な成果となって見えてくる達成感は、かけがえのないものです。退所後にやりとりをしている児童もたくさんいて、“やってきたことは無駄ではなかった。救われた。”と温かい気持ちになります。

Q.仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。

  • 仕事とプライベートのバランスを取る事を心掛けています。友興会は有給休暇も取得しやすく、ワークライフバランスという点でとても働きやすい職場であると感じています。昨今の働き方改革で、勤務時間の管理が課題となっていますが、当会では確実に実施されており、安心して働くことができています。
  • 組織としては、人材の確保が課題となっているので、中途採用の方の力が今後より必要になるのではないかと考えています。中途入職の私の経験を活かし、人材の確保や定着、キャリア形成に一役買うことができたら嬉しいなと思います。