Interviews
問題行動がある子どもの心の声を聴く。本音で語り合える関係を築けた達成感があります。
個別対応職員 2018年入職
Q. 入職を決めた理由、担当業務等を教えてください。
- 2018 年、沖縄県に初めて児童心理治療施設が開設されることが決まりました。オープニングスタッフの募集として大学構内にあった求人票を見て、問い合わせをしました。新卒の立場でも正職員としてチャレンジできることや、福利厚生や待遇面にも魅力を感じたことが、当時この施設を選んだ理由です。
- 個別対応職員としては、生活担当職員からの依頼に基づいて、個別的なケアが必要な子どもへ必要なプログラムを実施しています。また、自立支援担当の役割も担っているので、高校 3 年生のリービングケア、退所後のアフターケアも業務のひとつです。さらに社会福祉士の実習指導担当者として、後進の育成にも努めています。
Q. 仕事のやりがいや面白み、大変さを感じる時は?
- 問題行動があり不穏化している子どもが、その後だんだん落ち着いて話ができるようになった時、心の叫び声を聴かせてくれた時にとてもやりがいを感じます。そのような子どもと時間をかけて本音で語り合える関係性づくりができ、活動や行事といったプログラムを終えることができた時に、大きな達成感や面白みを感じます。
- 個別対応職員など、1 人配置の専門職は孤立しがちと言われますが、総合環境療法のもと多職種連携を実現している当施設では、職種の垣根を越えて意見を共有することができます。より多角的な視点から物事を考えることができることが、本施設の仕事の魅力です。
Q. 仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
- 新卒として入職したことと、私の性格上のこともあり、3 年目までは自分の意見を言うことを遠慮していました。しかし、「子どもの成長を考えた時、大人が遠慮をしている場合ではない。積極的に行動していくことが大切だ」と先輩に教えてもらいました。今では仕事をする上で、自分の意見を持ち、積極的に提案・企画・実践することを大切にしています。
- 友興会の別の施設や全国の児童心理治療施設へ 3 か月程度実習に行き、見学や研修だけでは学べないような実践的な体験をしたいと思っています。そして職員のリアルな声を聴き、その声を持ち帰って現場に届ける人になりたいです。職員の求めていることや改善点を知るには実際に足を運ぶことも大切だと思っています。