施設についてAbout facility

事業種別 児童福祉法による児童養護施設

児童養護施設は児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つです。 「児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設」(児童福祉法)とされています。
児童養護施設にはさまざまな事情により、家族による養育が困難な2歳から20歳の子どもたちが生活しています。

理念

子ども時代をかけがえのない大切なものと考え、一人一人の子どもが『愛されている』という実感の持てる関わりを追究していきます。そして、一見何気ない日々の中にこそ、最も大切な養育の営みがあることを自覚し、ヴィレッジで育ってよかった・この人に会えてよかったと感じ、一人の人間としてお互いを認め合える人間関係を築けるよう日々の研鑽に励み子どもたちの自立を支援していきます。

基本方針

子どもの最善の利益
  • 心身の発達保障」「自立支援」「家庭調整の充実」「権利擁護」「心理的治療的ケア」「個別養護と集団養護のバランス」「エンパワーメント」を指標に養護し自立支援を行います。
  • 安心と安全を大切にします。
個人の尊重
  • 集団生活の良さをいかしながら、個別化した対応のなかで個々のニーズを受け止め、養護の充足に努めます。
  • 子どもが権利について正しく学び、自分の意見を適切に述べることを大切にします。
  • 子どもの自己決定に際しては、判断のために必要な情報を提供し、一緒に考えます。
発達保障
  • 個々の発達課題に応じた援助を行い、豊かな人格形成を目指します。
  • 特別な支援を必要とする子どもの豊かな成長を支援します。
  • 地域住民と協調し、地域行事に積極的に参加するなど地域社会との交流を深め、子どもの社会生活の基礎を培います。
養護の継続と自立支援
  • 日々の生活が子どもにとって安定的で一貫した養護となるように努めます。
  • 社会的自立に向け必要な知識や技術を習得できるように援助します。
  • 保護者と連携した共同子育てを基礎として家庭復帰を支援します。
  • 退所後も継続した援助を行います。
子どもの豊かな成長のための環境整備
  • より良い生活環境の整備を進めます。
  • 社会資源を補完機能として取り入れ施設機能を充実します。
  • 保護者と連携した共同子育てを基礎として家庭復帰を支援します。
  • 関係機関との連携を拡充します。