児童養護施設、児童心理治療施設は、国および地方自治体からの「措置費」で運営されており、基本的な生活費や、学習費（学費、入学金）は措置費でまかなわれております。しかしながら、様々な特性を持つ子どもたちに対して、必ずしも必要な支援が行き届いているとはいえません。 例えば、進学を目指す高校生に対して、高校に係る費用は概ね措置費に含まれておりますが、塾などの習い事の費用は十分ではなく、学習支援のボランティアの皆様のご協力や、寄付金によってまかなっており、進学に係る入学金についても、措置費では上限が決められている為、子どもたちが専門的な学校に進学するにあたっての課題となっております。 また、施設の小修繕や改装の費用、移動の為の車両の購入など、直接的に子どもたちに係らない費用については、限られた措置費のなかでやりくりをしなければなりませんが、これら住環境の整備も子どもたちの生活にとっては非常に重要な要素となっております。

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施設を退所した児童への支援は、社会的な孤立や金銭面において、社会全体の大きな課題となっており、特に金銭的な支援については急務となっております。 子どもたちは、18歳になると施設を卒業し自立します。すなわち「措置費」の対象からはずれることになります。友興会をはじめとした多くの施設では、アフターケアとして卒業後の子どもたちに対しての支援も行っておりますが、金銭的な支援については措置費でまかなえないことから、皆さまからの寄付金に頼っているのが現状となります。 子どもたちには施設にいる間にお金の大切さを伝え、もしもの時の為に、児童手当やバイト代を貯金するよう指導をしております。しかしながら、大学の学費を自らで賄いながらの急な出費や、就職していても怪我や病気など一時的に収入が得られなくなった際に、全てを貯金の中でまかなうことができるとは限らず、援助してくれる親類縁者がいる子どもたちばかりでもありません。なお、児童養護施設出身者の大学進学率は、全国平均に比べてかなり低い水準となっているのが現状で、学費や生活費の支援が十分でない中、金銭面が高いハードルのひとつとなっています。 上記のような突発的な事柄や恒常的な支援不足に限らず、例えば、正月やお盆の帰省の費用や、成人式の振袖の費用など、私たちが当たり前のように受けてきた支援を、子どもたちにも同じように支援していきたい考えています。

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友興会では、多くの皆さまからのご支援・ご援助を心よりお待ちしております。 寄付金のお振込先は以下の通りとなっておりますが、後述の連絡先にもお気軽にお問い合わせください。 （個別の施設へ直接ご寄付いただける際にも、お問い合わせいただけますと幸いです）

※ご寄附頂く際には、お手数ですが、寄付申込書に必要事項を記載いただいております。

自転車やパソコン、車いす等の物品の寄附につきましても広くお待ちしております。 ただ、賞味期限のない、または切れているものや、使用済みのものにつきましては、受け入れることが難しい為、皆さまのご好意を無駄にしないためも、事前にご相談ください。