グレイスホーム

  • 2026-08-09

お食い締め(特養)

先日、女性のご利用者様が最後を迎えられました。1ヶ月程前から食事をほとんど召し上がることができなくなり、2週間程前から看取り介護が開始されました。ご家族様から「焼肉が好きでした」とお話しがあり、看取り介護カンファレンスを開催して「目の前でお肉を焼いて召し上がっていただきましょう」と職員同士で話し合いました。

看取り介護カンファレンスの翌日、居室ベッド前にホットプレートを準備して、居室担当の介護職員が買ってきたお肉をご利用者様の目の前で焼いて提供しました。最近はご自分で食事を召し上がることはありませんでしたが、職員が焼いたお肉を見ると目を丸くして驚かれ、自ら箸をとって一口召し上がりました。その姿を近くで見ていた職員からは拍手喝采となり、涙を浮かべている職員もいました。

お食い締めとは、愛知学院大学教授の牧野日和氏作った造語であり、人生最後の食事という意味と言われています。ご利用者様の人生の最後に、好きな物を美味しそうに召し上がっている姿を見ることができて、介護のすばらしさを改めて感じることができました。